キングダムハーツ3 プレイした感想   ※ネタバレ含みます

2019年1月25日に発売したキングダムハーツ3

待ちに待ったキングダムハーツシリーズの新作ということで、心待ちにしていたファンも多いと思います。

今回は私がプレイした感想をまとめてみましたので、ご覧ください。

ネタバレを含みますのでその辺りはご注意を!

キングダムハーツとは

2002年スクエアエニックス(当時はスクエア)から発売されたRPGゲーム

ディズニーキャラとFFキャラのコラボが話題になりました。

それにとどまらず、ディズニーの各作品を「ワールド」という形で表現し、様々なワールドを飛び回る力をもつ主人公一行が、キングダムハーツオリジナルの悪役やディズニーヴィランスの野望を打ち砕いていく。

その世界観や練りこまれたストーリーが話題となり、シリーズ累計出荷本数は執筆時点(2019年2月)で3000万本を突破しています。

今回レビューする3は、ナンバリングタイトルとしては実に13年ぶりとなります。

・良かった点

最新機種の性能を生かしたグラフィック

グラフィックには本当に感動しました。PS4とXbox Oneの性能を最大限発揮しているといっていいでしょう。

ディズニーワールドの再現度は圧巻の一言でした。アニメ調の作品はもちろん、ピクサーの人形っぽい?感じや、パイレーツオブカリビアンのような実写作品まで映画と遜色ないクオリティです。

ワールドによってソラたちの色合いも変化するので、どのワールドでもグラフィック的に浮くことがなく、没入感はかなりのものでした!

爽快感が増した戦闘

キーブレードの変形、変形に応じて仕様が変わる魔法、アトラクションコマンドといった新しい要素がたくさんあって、操作しててすっごく楽しかったです!

新魔法ウォータもなかなか使い勝手がいい上に水の、エフェクトがきれいでいっぱい使ってました。

一番使った魔法はサンダガですが!w

一度に出現するハートレスやノーバディの数が、過去作に比べて目に見えて増えているのも印象的でした。

キングダムハーツは基本的には雑魚敵をバッタバタと倒していけるゲームバランスなので(一部作品や高難易度プレイは別ですが)、たくさん出てくる敵をどんどん倒せるのはとっても爽快でした!

その辺りは処理性能が上がっているからこそ実現できたでしょうね。

私がプレイしていた限りでは処理落ちが一切なかったのもすごいところ。

・いまいちだった点

後半のストーリーがかなり駆け足

キーブレード墓場に入ってからのことですね。

10年以上かけて広げた風呂敷をとんでもないスピードでたたみにかかった感がすごかったです。

発売前のPVやCMでキーブレード墓場のシーンがいくつかあったじゃないですか。

あれってゲーム終盤のシーンだとは思ってなくて、中盤あたりだと思ってたんです。

プレイする前はゲーム中盤にキーブレード墓場に一回行って、何らかの理由でソラが絶望してから、過去作のキャラクターを救って終盤に全面対決すると思ってたんですよ。

ところが実際は、一通りディズニーワールドを回った後キーブレード墓場に行き、いつの間にかゼアノート倒してエンディングになってました。

できれば中盤に一回ゼアノートと衝突して、

このままじゃダメだから他のキーブレード使いを救いに行こう!

っていう展開のほうがメリハリもつくし、テラ、アクア、ヴェンやロクサス、シオンたちの掘り下げが出来たんじゃないかなーと思ってしまいます。

ナンバリングタイトルはソラの物語

それは十分にわかっているのですが、他の作品のプレイアブルキャラにもそれなりの愛着はあるわけで、

3部作の3作目、ダークシーカー編のまとめの作品として、

もう少し丁寧に描いてほしかったというのが正直な感想です。

ディズニーワールドによってはソラが空気

パイレーツオブカリビアンのワールドが顕著でしたね。

水中要素、海戦など、他のワールドにはない要素がいっぱいあって、ワールドとしてはすごくおもしろかったです。

ですが、オリジナル展開としてティア・ダルマがジャックの偽物を用意します。ソラたちがその偽物と戯れている間に、本物のジャックたちは映画に沿って話を進めていってしまいます。

いざ合流したら場面はすでにデイビージョーンズとの最終決戦。

ソラも訳が分からないでしょうし、映画を見てないプレイヤーも同じだと思います。

映画で既に公開されたストーリーに沿って行かなければならない以上、ある程度は仕方ないと思いますが、このワールドに関してはもう少し頑張ってほしかったなと。

・よくなかった点

シークレットムービー

これに尽きます。

大好きなシリーズなので、良くないところを挙げること自体がとても苦しいのですが、今作のシークレットムービーはひどかったです…

次回作への期待感がこれっぽっちも湧き上がってこなかったです。

私が年を取って感性が変わってしまったんでしょうかね…

10代から20歳前後くらいまでの若い人たちは、あのシークレットムービーをどう受け止めたんでしょうか、非常に気になります。

キングダムハーツ3 全体的な感想

まずは、スクエアエニックスさんやディズニーさんをはじめ、ゲームに携わった全ての方に、

作ってくれてありがとう!

と言いたいです

初代の無印から今作まで、ほぼリアルタイムで追ってきた身としては

ホントに嬉しかったです。

発売日が待ち遠しくてたまらない感覚はすごく久しぶりでしたし、発売日にゲームを買ったのも5年ぶりくらいです。

予約購入したのですが、予約したのはそれこそ10年ぶりくらいです!w

発売してからは、有給使って3連休にしてずっとプレイしてました。

ですが、期待が大きすぎたばかりに、不満点が出てきてしまったのも確かです。

上では挙げませんでしたが、

ダークシーカー編のラストとして、すっきり終わらせてほしかった!

という大いなる不満点もあります。

アラサーともなると、ゲーム大好きとはいえ、自分の時間と情熱をゲームばかりに注いでもいられません。

ソラとカイリはどうなったのか、次回作までわからない状態が続くというのは、ワクワクももちろんしますが、それ以上に

また待たされるのか

という失望感が出てしまいました。

まぁ、大好きなシリーズなので次回作出たら買うんですけどね!

以上、キングダムハーツ3 の感想でした。

追記  追加コンテンツRe Mindの実装

本編発売から約一年後の2020年1月に、DLCコンテンツであるRe Mindが配信されました。

主な要素としては

  • 本編終盤で説明不足だったストーリーを補完する物語の追加
  • 本来の強さの13機関と戦える
  • シークレットムービーの追加

といった内容です。

追加ストーリーは面倒臭い要素が多いですし

本編の説明不足感を消してくれたかといえば

そんなことはありませんでした。

追加ボスはシリーズ恒例のやり込み要素ですが、

コンテンツの消費スピードが速い今の世の中で

一年も待たされたのではやる気もあまり起きません。

DLCの内容としては決して悪くはないのですが、

出すタイミングが遅かったなという印象で、

私の中ではキングダムハーツ3というゲームの評価を覆す物にはなりませんでした。

こちらのゲームレビューもよろしければご覧ください!

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